洋から和へ→みかの和室大好き日記♪

日本の趣を生活の中で楽しむ和室

2016年08月20日
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日本の家に和室が少なくなりだしたのは、畳にたまるホコリが原因になり、人の体に良くない影響があるということがきっかけでした。加えて洋風の住まい方へのあこがれと快適さもブームとなり、和の良さに目を向けない人たちが増えたからです。
今では畳のない家というのも当たり前になってきています。正座の苦しさから開放され、フローリングの掃除のしやすさを得て、とても快適で清潔な家が増えました。ハウスメーカーにしても和風の部室を作るよりもコストが低いので、洋風の家はおすすめ物件でもありました。
しかし、和の雰囲気の中には情趣があることを感じる人も少なくありません。畳の上で生活するくつろぎ感も、引き締まった気持ちで対座する厳粛な雰囲気も畳だからこそという価値があり大切にしたいと強く感じる人たちが増えてきています。
畳干などが必要であった昔とは違い、畳そのものも手入れの必要がないものに変わり、その柄も形も多様化していますので、最近は和洋折衷の優れた家も見られるようになりました。

和室の落ち着きとその効率性に注目

入口付近に作られた和室というのは、玄関先に入った途端に見えるようにあるため、家の印象の中心となり、落ち着きと風格を感じます。応接間として、あるいは仏間として用いられるため、その落ち着いた雰囲気に包まれる客の評価も高いと言えます。
普段使いしない部屋を天井や照明、床や書院などにこだわりを持つことで、客を迎える場として、また家族が落ち着く間として、大きな存在になるでしょう。正座ができにくい高齢者や正座に慣れない若者も多いですが、畳の間に合うようにデザインされたソファーやテーブルもありますから、不安なく和の空間を作れる現在です。
最近は、寝室も畳住まいという人たちも増えてきています。落ち着いた眠りだけではなく、布団を収納したあとの団欒の場となる多用途に魅力を感じている人も多いからです。洋室は寝る部分、書斎の部分、リビング的部分と区切られますが、区切らず雑多に使える場は、スペースも小さくて済みますし、家族のまとまる場としても力を発揮してくれます。
和室は効率の良い場でもあります。

和室を大事にしたリフォームも注目されている

新築の家にはひと部屋だけ聚楽塗りをした和室を設けている家も珍しくなくなってきました。玄関や洋室の一部に琉球畳を敷き、和と洋、両者の趣の良さを融合させているという家も、よく見受けます。完全に日本家屋を作るには、非常に高額になるため、古民家を購入し、住みやすいようにリフォームをして、和室の醍醐味の中に、洋風の生活習慣でも馴染む設計で、優れた住まいを得ている人たちもいます。
空き家対策などから古い中古物件の売り出しも多くなっているので、それを快適住まいにリノベーションしたり、親から受け継いだ築の古い家を耐震性の優れた住まいに変えるなどで、日本家屋を大事にしながら、更に安心と快適さを加えた家を求めたりという様子も見られるようになりました。
さらに、来日した外国の人たちの和の趣を得たい気持ちにも感化され、日本人は日本の住まいの良さを振り返りつつある時代になってきました。


 

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