和の空間の重要ポイントを抑えましょう
2018年03月02日
ホテルや旅館にある和室を評価する際に、重要ポイントになるものは掛け軸です。海外で量産されたようなプリントをそのまま掛けているようなところは一流とは言えません。逆に、著名な日本画家や書道家による立派な掛け軸が掛けてある旅館は、好評にあたいするでしょう。
お部屋のテーブルやいす、その他調度品がいかに整っていても、掛けてある書や絵画のレベルが低ければ台無しです。昨今は日本の旅館や和テイストのホテルなどは、海外のお客様が多いです。海外のかたは日本文化に疎いというイメージをお持ちの方もいますが、全くそんなことはなく、海外のお客様ほど日本文化に関心が高く、知識や情報に精通している方が多いということを知っておきましょう。
商社のかたで、取引先の外国人のかたをお招きする際には、御部屋の広さやテーブルやいすの質、仲居の方などのサービスレベルが高いところを抑えることも重要ですが、何より先ず掛け軸の質に注目をしましょう。特に芸術作品に関しては海外のお客様は大変注意が向かいますので、その作品がすばらしければ、その部屋全体のレベルの高さを感じてくださるでしょう。
そして、それはご招待をする側の評価にも伝わります。ビジネスを成功させるためにも、良質なお部屋の情報をしっかりと取り入れて、適切なお部屋を抑えるようにしましょう。インターネット上には宿泊施設の顧客満足度ランキングが掲載しているサイトもありますので、そちらも参考にされるとよいでしょう。